横浜の遺品整理ブログ
2025年01月06日 [-- 横浜市の遺品整理 --]
1Kマンションの特殊清掃・ユニットバス解体・残置物撤去の事例
1Kマンションでの特殊清掃・残置物撤去・内装解体のご依頼です。
物件は、築34年、地上五階建て、総戸数41戸となるRC(鉄筋コンクリート)構造マンション三階の1K一室になります。
入居者の孤独死による案件となっており、今回はその特殊清掃・残置物撤去と共に、特に付着物のとれないキッチン床部分やお風呂場の解体も実施することになりました。
また、作業時の周辺環境への影響を抑えるため、エレベーターを挟んだ1階、3階の現場周辺に養生も行いました。
現場は1K賃貸ということもあり、廊下を兼ねた約2.2帖のキッチンスペースを通るとすぐリビングにたどり着きます。
事故現場はそのキッチンから風呂トイレ込みの3点ユニットバスにかけて発生しているため、その周辺には除去できない汚損が残っており、今回、キッチン床からお風呂場にかけてすべてを撤去することになりました。
また、廊下からリビングにかけては大量の残置物とごみが残されています。
現場自体は小規模ですが、解体部分以外をこれ以上破損させることのないよう、念のため養生を実施し効率的に撤去を行っていきます。
まずリビングに溜まった大量の残置物の整理を行います。
その際、残置物は備え付けクローゼットの中にまで及ぶため、作業の邪魔にならないようクローゼットの扉をいったん取り外します。
汚染物の汚れが他の壁面に対してうつることのないよう注意を払いつつ、残置物とごみを分け、さらに可燃物や不燃物、紙・プラスチックといった資源ごみに分別していきます。
また、一見して危険物が見当たらない場合でも、ごみの中には刃物や直接的な接触に問題が生じるような有害化した化学物質などが潜んでいる場合もありますので、安全そうに見えても作業用の長手袋といった装備は欠かせません。
ビニール袋にまとめた物品はキッチンに移動させ、リビングの作業スペースを確保していきます。
キッチンスペースでは、インスタント食品の空き容器や割りばしといった一見してゴミとわかるもののほか、衣類や傘などの生活雑貨がないまぜになって放置されています。
ほとんどはごみとして処分しますが、ここでも遺品とするべきものや重要な書類などを捨ててしまわないよう慎重に作業を進めます。
玄関は目の前ですが、他のスペースから運ばれた物品も通さなければなりませんので、足の踏み場を確保するため、養生を施した玄関外の廊下に移動させ、極力他の住民の迷惑にならないよう手早く運び出しを行っていきます。
ユニットバスの周辺は汚染が進んでおり、洗浄による原状回復は見込めません。
そのため、ユニットバス全体を廃棄して新品に交換することになりました。
まずは折り畳み式の中折れ式ドアの枠からボルトを外していきます。
風呂桶や便器など取り外せる部分を手作業で取り外した後、壁面を撤去していきます。
樹脂製の壁面については、分割できない部分は破壊して取り外します。
それと並行して、壁裏に設置されていた木製のフレームや、天井に伸びている排気管も取り外していきます。
汚染部分がキッチンの床にまで広がっていたため、この床パネルはすべて張り直します。
滅菌消臭は行われますが、においやシミなど、次に入居される方の懸念になる部分は極力排除します。
作業が完了し、リビングは元の清潔なイメージを取り戻しました。
お風呂場のスペースからもユニットバスのすべての部品を取り払い、鉄筋コンクリート製マンションの壁面がむき出しになりました。
キッチンから玄関にかけては汚損が床下まで広がっている部分もありますので、撤去の過程で床板を含めすべて取り外し、廃棄処分としました。
・残置物処分費
・3点ユニットバス解体作業費
・特殊清掃費
・養生費
通常の残置物処分に加え、においや洗浄可能な痕跡を取り除く特殊清掃、3点ユニットバスの撤去作業がそれぞれ大きな金額を占めました。
孤独死による事故は、発見が遅れることでご家族の感情への負担や、住居へのダメージなど多方面に影響を残します。
日頃からご家族の間で連絡をとり、気に掛けることで悲しい思いを避けることができます。
遠く離れていても、何かの折にはぜひお声がけをしてみてください。
物件は、築34年、地上五階建て、総戸数41戸となるRC(鉄筋コンクリート)構造マンション三階の1K一室になります。
入居者の孤独死による案件となっており、今回はその特殊清掃・残置物撤去と共に、特に付着物のとれないキッチン床部分やお風呂場の解体も実施することになりました。
また、作業時の周辺環境への影響を抑えるため、エレベーターを挟んだ1階、3階の現場周辺に養生も行いました。
《作業前の状況》
現場は1K賃貸ということもあり、廊下を兼ねた約2.2帖のキッチンスペースを通るとすぐリビングにたどり着きます。
事故現場はそのキッチンから風呂トイレ込みの3点ユニットバスにかけて発生しているため、その周辺には除去できない汚損が残っており、今回、キッチン床からお風呂場にかけてすべてを撤去することになりました。
また、廊下からリビングにかけては大量の残置物とごみが残されています。
現場自体は小規模ですが、解体部分以外をこれ以上破損させることのないよう、念のため養生を実施し効率的に撤去を行っていきます。
《作業開始》
まずリビングに溜まった大量の残置物の整理を行います。
その際、残置物は備え付けクローゼットの中にまで及ぶため、作業の邪魔にならないようクローゼットの扉をいったん取り外します。
汚染物の汚れが他の壁面に対してうつることのないよう注意を払いつつ、残置物とごみを分け、さらに可燃物や不燃物、紙・プラスチックといった資源ごみに分別していきます。
また、一見して危険物が見当たらない場合でも、ごみの中には刃物や直接的な接触に問題が生じるような有害化した化学物質などが潜んでいる場合もありますので、安全そうに見えても作業用の長手袋といった装備は欠かせません。
ビニール袋にまとめた物品はキッチンに移動させ、リビングの作業スペースを確保していきます。
キッチンスペースでは、インスタント食品の空き容器や割りばしといった一見してゴミとわかるもののほか、衣類や傘などの生活雑貨がないまぜになって放置されています。
ほとんどはごみとして処分しますが、ここでも遺品とするべきものや重要な書類などを捨ててしまわないよう慎重に作業を進めます。
玄関は目の前ですが、他のスペースから運ばれた物品も通さなければなりませんので、足の踏み場を確保するため、養生を施した玄関外の廊下に移動させ、極力他の住民の迷惑にならないよう手早く運び出しを行っていきます。
ユニットバスの周辺は汚染が進んでおり、洗浄による原状回復は見込めません。
そのため、ユニットバス全体を廃棄して新品に交換することになりました。
まずは折り畳み式の中折れ式ドアの枠からボルトを外していきます。
風呂桶や便器など取り外せる部分を手作業で取り外した後、壁面を撤去していきます。
樹脂製の壁面については、分割できない部分は破壊して取り外します。
それと並行して、壁裏に設置されていた木製のフレームや、天井に伸びている排気管も取り外していきます。
汚染部分がキッチンの床にまで広がっていたため、この床パネルはすべて張り直します。
滅菌消臭は行われますが、においやシミなど、次に入居される方の懸念になる部分は極力排除します。
《作業終了後》
作業が完了し、リビングは元の清潔なイメージを取り戻しました。
お風呂場のスペースからもユニットバスのすべての部品を取り払い、鉄筋コンクリート製マンションの壁面がむき出しになりました。
キッチンから玄関にかけては汚損が床下まで広がっている部分もありますので、撤去の過程で床板を含めすべて取り外し、廃棄処分としました。
今回の特殊清掃は、概算で以下のような料金です
・残置物処分費
・3点ユニットバス解体作業費
・特殊清掃費
・養生費
小計 425,000円 + 消費税10% = 合計 467,500円
通常の残置物処分に加え、においや洗浄可能な痕跡を取り除く特殊清掃、3点ユニットバスの撤去作業がそれぞれ大きな金額を占めました。
孤独死による事故は、発見が遅れることでご家族の感情への負担や、住居へのダメージなど多方面に影響を残します。
日頃からご家族の間で連絡をとり、気に掛けることで悲しい思いを避けることができます。
遠く離れていても、何かの折にはぜひお声がけをしてみてください。