故人がワンルームなどの部屋に住んでいたり、実家でも一室を利用していたりした場合は、数日で遺品整理を終えられると言われていますが、一軒家に一人で住んでいて、遺品や他にも処分しなければいけない荷物が多い場合は、1ヶ月以上かかることもあります。
さらに、一軒家に山のような不用品があって、少しずつでないと整理できないようなケースでは、遺品整理が完了するまでに1年以上の期間を要することもあります。
遺品整理を早く終えるためには、人手を確保することが最も大事なポイントです。また、遺品の中には金目のものが混じっていることも多く、現金や預金通帳などが出てくることもあるので、相続人全員で行うことをおすすめします。相続人が3人いるなら、家族総出て行えば、短期間で終えられることになります。
遺品整理はやみくもに行わないで、計画的に実行に移すことも大事なポイントです。片付けする前には全員で家の中を下見しておき、作業をするのに必要な道具や服装を決めて事前に揃えておきましょう。これができないと余計な時間や手間を増やしてしまい、作業効率が悪くなります。
捨てるものが多い場合は、ゴミの回収日の日程も把握しておきましょう。粗大ゴミがある場合は、それを処分する方法も決めておく必要があります。
遺品整理業者に依頼した場合、遺品の量が多ければ多いほど料金は高くなりますが、プロに任せれば粗大ゴミも含めて遺品の処理をしなければいけない心配も不要になります。現金や通帳などの探索もしてもらえますし、お焚き上げなどをして大切な遺品の供養もしてもらえます。