遺品整理士とは遺品整理士認定協会が認定する民間資格で、遺品に関する法律や遺品供養の正しいやり方など、遺品整理に関係する幅広い知識を持っています。遺品整理士は、遺品以外の不用品についての正しい分別や処分の仕方も把握していて、リサイクル社会に貢献する側面も持っています。
少子高齢化と核家族化が進み、未婚や離婚率も増加している世の中では、遺品整理の需要が高まっています。そんな中、遺品整理に関する法整備がきちんとなされていないことも要因となり、悪徳業者の存在も大きな社会問題になりつつあります。
遺品整理士という資格が作られたのも、遺品整理のトラブルを防ぐためだとされています。
遺品整理は、遺品の仕分けや回収、処分などの基本的な作業に加えて、買取や遺品供養、作業後の簡易清掃、必要に応じてリフォームやハウスクリーニングなども行います。不動産会社や弁護士、税理士、司法書士などの専門家と連携して、相続などについての相談に応じてもらうことも可能です。
遺品整理士に遺品整理を依頼すれば、幅広い業務に対応してもらえて、丁寧に遺品整理をしてもらえるのが大きなメリットです。
デメリットとしては、それなりの費用がかかってしまうことです。そのため、遺品整理を専門業者に任せるときには遺品整理士がいることを確認して、複数社から見積りを取ることが大事になります。
遺品整理に作業をしてもらえなければ意味がないので、そのことも確認したうえで依頼を決めるようにしてください。