遺品整理にかかる費用は、基本的には家の間取りと荷物の量に応じて決定されます。ワンルームや1DKなどでの一人暮らしで、一般的な遺品の量なら3〜12万円程度が相場となっていますが、一軒家で4LDKを超える場合は、20〜60万円程度が相場となっています。
しかし、これはあくまでも目安なので、どんなに間取が広くても荷物の量が少ないと、かかる費用は安くなります。
遺品整理を専門業者に依頼すると人件費がかかり、部屋数が多くて荷物もたくさんあれば作業に必要な人員も増えるため、必然的に費用が上がります。
遺品整理ではトラックも必要になり、それを手配するための費用もかかります。荷物が多くなればそれだけ大きなトラックが必要で、場合によっては複数のトラックを用意しなくてはいけません。
遺品整理では作業後に簡単な清掃をしてもらえることが多いですが、本格的な清掃を依頼したり、仏壇の処分を依頼したり、家のリフォームを依頼したりした場合は、オプション費用が別途かかります。
遺品整理にかかる費用を安くするためには、荷物を少なくするのが最も効果的な方法です。ゴミとして捨てられないものは、親戚や知人に譲ったり、ネットオークションやフリマサイトに出品したりするという方法もあります。
なるべく手間をかけたくないなら、リサイクルショップなどの買取店を利用してもよいです。買取にも対応してくれる遺品整理業者に依頼するのもよい方法です。
複数の業者から相見積りをとることも、費用を抑えるためのコツと言えます。目安としては3社程度から見積りをとって、各社に相見積りをとっていることを伝えれば、価格競争が起きて値引きをしてもらえることもあります。